外国人が日本で働く方法：海外支社入社→日本というルート

こんにちは、アルファアドバイザーズ代表のTJです。

日本で働きたい外国人は年々増えています。しかし、いきなり日本の企業に直接応募しても、言語や文化、経験不足の壁に阻まれるケースが少なくありません。
そこで注目されているのが 「まず海外支社に入社してから日本オフィスに異動する」 というルートです。

グローバル企業では社員の国際的な異動は珍しくなく、むしろキャリア形成の一部として奨励されています。米国で実績を積み、その延長で日本に赴任することで、外国人にとって大きなチャンスが開けます。

外国人が日本で就職・転職する際の課題とは？

外国人が日本で働こうとすると、以下のような課題に直面することが多いです。

・日本語力が不足していると選考で不利になりやすい
・文化的な違いから組織適応に時間がかかる
・ビザの取得や更新にハードルがある
・「日本での実務経験」を条件にされる求人が多い
・住居探しや生活基盤の構築におけるハードル
・日本特有の職場コミュニケーション（空気を読む文化など）への適応
・地方での求人やサポート体制の不足
・外国人特有の労働条件（契約社員の多さなど）やキャリアパスの不透明さ

これらの要素が「直接応募では難しい」と感じる大きな理由になっています。

海外支社から日本勤務へ｜外国人に有利な転職・異動ルートのメリット

米国や他国の拠点に入社した上で日本に異動する方法には、次のような利点があります。

・即戦力として受け入れられやすい：海外拠点での実績を武器にできるため、日本オフィスでの信頼獲得や業務への適応が迅速に行える。
・ビザ取得がスムーズ：企業が転籍者のビザ手続きを主導し、必要な書類やサポートを提供するケースが多い。
・キャリアの一貫性が生まれる：海外と日本を跨いだ経験は、グローバル人材としての差別化と市場価値の向上につながる。
・語学と多文化スキルを活かせる：英語力を維持しつつ日本語を磨ける環境で、両言語を活用した業務が可能。
・企業文化への適応が容易：海外支社で培った企業文化や業務プロセスの理解により、日本オフィスでの立ち上がりがスムーズ。
・内部ネットワークの活用：海外支社での人脈が転籍時の推薦や役割獲得を後押しし、円滑な異動を支援。
・生活基盤のサポート：企業が住居手配や日本の生活に関するサポートを提供するため、生活の立ち上げが容易。
・柔軟なキャリアパスの選択肢：海外と日本の経験を活かし、将来的なグローバルな役割や再転籍の可能性が広がる。

これらのメリットは、直接応募に比べ、転籍ルートがよりスムーズで戦略的なキャリア形成を可能にする理由です。

外国人におすすめの業界・企業｜海外拠点から日本へ異動しやすいケース

特にこのルートが活発に使われているのは以下の分野です。

・外資金融（投資銀行、アセットマネジメント、ヘッジファンド）
・外資コンサル（McKinsey、BCG、Bain、PwC、EYなど）
・グローバルテック企業（Google、Amazon、Meta、Microsoftなど）
・総合商社や大手メーカーの海外法人

いずれも「グローバル人材」を必要としており、社内異動の制度が整っています。

海外から日本オフィスへ転職するためのステップ

このルートを狙う場合、次のようなステップが有効です。

・まずは米国などの海外拠点に入社する
・入社後、日本オフィスへの希望を明確に伝える
・上司や人事部との信頼関係を構築する
・異動のタイミングを戦略的に見極める
・日本語力や業界知識を積極的に磨いておく

そのため、入社するまでに徹底的に対策することは重要ですが、入社後も継続して努力する必要があります。海外での活躍とノウハウをもとに、日本本社でも活躍できることをアピールしなければなりません。

外国人が日本での転職を成功させるために必要な準備

「海外支社→日本」というルートを成功させるには、早い段階からの準備が欠かせません。

・金融やコンサル志望なら、ファイナンスや戦略分析の専門スキル
・テック志望なら、データサイエンスやAI、ソフトウェア開発スキル
・日本市場やビジネス文化への理解
・面接やネットワーク構築に関する実践的な戦略

まずは転職を成功させることが重要です。その際、一般的な転職エージェントではカバーできない領域があります。それが日本へのカルチャーフィットのアピールと、レジュメ・職務経歴書などの書類クオリティ、および面接でのパフォーマンスです。

転職エージェントは豊富なネットワークと未公開求人を持ち合わせていますが、ネットワークだけで内定できるほど甘くはありません。
アルファアドバイザーズの個別指導では、企業選びから面接対策、キャリア戦略まで一貫したサポートを提供しています。

まとめ｜日本でキャリアを築く最短ルート

外国人が日本で働くための1つのルートとして、「海外支社に入社し、日本へ異動する」方法があることをご認識いただければと思います。もちろん日本で働くためのルートはそれ以外にもいくつかありますので、まずはその戦略をアルファアドバイザーズにご相談いただければと思います。

このルートを活かせば、語学・スキル・実績を総合的に高めながら、日本でのキャリアをスタートできます。早く行動することで、ライバルに大きな差をつけることが可能です。

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TJプロフィール

TJ：住友商事株式会社（主計部にて本社及び関係会社800社超の予算・決算・業績管理、IR業務に従事。米国住友商事（NY）における研修生として選抜（最年少）住友商事出資の米国電炉事業会社再生等に従事。プロジェクト・ファイナンス部にて、開発途上国におけるインフラストラクチャー・プロジェクト向け大型ファイナンス組成やジュピターテレコム向けファイナンス組成等に従事。欧米MBAプログラム派遣生に選抜）シカゴ大学ビジネススクール(MBA) 留学（ファイナンス、アントレプレナーシップ、オーガニゼーション・マネジメントを専攻）。シカゴ大学日本人会（The University of Chicago Japanese Association）ファウンダー。シカゴ大学ビジネススクール初の「JAPAN TRIP」企画・実行（その後毎年恒例となる）。ゴールドマン・サックス証券株式会社 投資銀行部門 勤務（メディア、消費財等分野における数々のM&Aアドバイザリー、資金調達（IPO含む）サポートに従事。プライベートエクイティ投資及び事業再生サポート業務に従事。）経済同友会 第四回起業塾 塾生(応募200名以上の中から、6名の塾生の一人に選抜。
株式会社エイチ・アイ・エス 澤田 秀雄会長等起業家の方々よりの事業立上指南を頂く）シカゴ大学ビジネススクール卒業生会 プレジデント（2006-2010）ハーバード、スタンフォード等欧米アジアトップMBA、大学院、大学、ボーディングスクール合格者多数輩出。三菱商事、マッキンゼー、ゴールドマン・サックス、ブラックロック、Google、BIG4コンサル／FAS、電通、トヨタ、三菱UFJ銀行、野村證券などトップ企業内定等の指導実績多数。TOEFL、GMAT、IELTS、GREの個別指導も徹底的にやりきる指導に定評あり。ゴールを設計し、ゴールを達成させるために比類ないクオリテイを求めることで高い評価を得ている。TJをアドバイザーにつけたいという依頼が殺到している。